前回は、初虧復円時刻の算出において「又法」による算出の説明を行った。今回は、「本法」における算出を説明する。私が実装にあたって採用したのは「又法」なので、「本法」のほうはデバッグが不十分かも知れないが、ご容赦いただきたい。
2021年4月24日土曜日
2021年4月18日日曜日
寛政暦の日食法 (6) 初虧復円又法
前回までで、寛政暦日食法の食甚計算までが完了した。
今回は、初虧(かけはじめ)、復円(かけおわり)の計算。食甚計算に「本法」と「又法」とがあったが、「本法」「又法」それぞれに初虧復円計算法がある。食甚のところでも、まず「又法」から説明したので、「又法」の初虧復円計算の説明から始める。また、方向角の算出についても、併せて説明する。
2021年4月11日日曜日
寛政暦の日食法 (5) 食甚本法 (2) 食甚設時・真時・定真時
寛政暦の日食法において、食甚を求める漸近計算を行うふた通りの解法「本法」「又法」のうち、「本法」の説明を行っている。
前回は、食甚用時(視差を考慮しない月の位置が太陽に最接近する時刻)を求め、また、食甚用時における月の視差計算を行った。
今回は、「設時」を設定し、用時と設時の間を一次補間して「真時」を求め、さらに設時と真時の間を一次補間して「定真時」を求める。「定真時」が真の食甚時刻となる。
また、食甚における食分と方向角も算出する。
2021年4月4日日曜日
寛政暦の日食法 (4) 食甚本法 (1) 食甚用時の視差計算
寛政暦の日食法について説明している。
前回までで食甚又法の説明が完了した。今回からは、日食甚計算の別解「食甚本法」について。実のところ、私が実装に用いたのは「又法」なので、「本法」については、バグっているところもあるかも知れない。
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