前回に引き続き、天保暦における月の黄経の算出について記述する。
前回までのところで、平行(平均黄経)と一均~十均の不等項の説明が終わったので、今回はその残り、十一均(中心差 equation of center)、十二均(二均差 variation、月角差 parallactic inequality)、十三均、および、黄白升度差(道差)を算出し、月の黄道実行(真黄経)を算出する。
また、月・太陽の黄道実行から、定朔弦望日時を算出する。
前回に引き続き、天保暦における月の黄経の算出について記述する。
前回までのところで、平行(平均黄経)と一均~十均の不等項の説明が終わったので、今回はその残り、十一均(中心差 equation of center)、十二均(二均差 variation、月角差 parallactic inequality)、十三均、および、黄白升度差(道差)を算出し、月の黄道実行(真黄経)を算出する。
また、月・太陽の黄道実行から、定朔弦望日時を算出する。
前回までのところで、天保暦の日躔(太陽の運行)の説明が完了。今回からは月離(月の運行)の説明となる。今回は、太陰黄道実行(月の真黄経)を求めていくが、最後まで行くとあまりに長大になってしまうので途中まで。
前回までのところで、天保暦の日躔(太陽に関する暦法)の説明をひととおり終えた。これにより、天保暦の頒暦のうち、日躔に基づき計算する箇所との突合が可能となった。よって、今回は、頒暦の以下の事項について、算出結果と頒暦に記載されている内容との突合を行う。
雑節「半夏生」の配当日については、頒暦上、時刻が記載されておらず日付のみなので、算出結果とずれることなどなく、貞享暦~寛政暦のところでは、特段、突合の対象として取り上げなかった(ちなみにいうと、算出した日付と頒暦記載の日付はすべて合致していた)。
天保暦においては、「定気法における半夏生の配当日付の算出方法」が、暦法書上どこにも明記がないこともあって、本項ではことさらに取り上げて突合を行うこととする。
前回までのところで、天保暦の日躔でもっとも中心となる部分、太陽の黄道実行(真黄経)の算出まで完了した。今回は、
について