「音便の法則」本論において、音便は下記の形で生成されたものだとした。
- 狭母音は、子音を硬口蓋化(イ段音節の基本的に全ての子音)、唇音化 (ク、グのみ) する。
- 狭母音 ([i], [u]) が脱落する。
- 狭母音脱落によって発生した子音クラスターの発音を簡単にする観点で以下の変化を起こす。
- 子音本来の一次的調音と硬口蓋化/唇音化による二次的調音のうち、より前面にあるもののみを残し、背面にある調音が消失する。
- 調音方法は、破裂音・接近音 (半母音) のどちらかに統一される。
- 硬口蓋音の場合、日本語に破裂音がないので半母音 [ j ] に、
- 歯茎音の場合は半母音がないので破裂音 [t] に、
- 唇音の場合は両方あるので [w] または [p] になる。
- この際、鼻音性 (濁音性) は保存される。鼻音の場合 [ j̃ ] [n] [w̃] [m] になり、さらに後続子音も濁音化する。
音便化する音節の子音が鼻音性を持つ場合だけでなく、後続する子音が鼻音性を持つ場合でも音便音は鼻音性を獲得する。(鼻音性同化) - [ j ] [ j̃ ] は、清音・濁音イ音便に、[w] [w̃] は、清音・濁音ウ音便に、[t] [p] は促音便に、 [n] [m] は撥音便になる。
詳しくは本論を参照していただくとして、ここで、上記 3-2「破裂音・接近音への統一」について、もう少し考えを進める必要性を感じた。
接近音化によって生じた音便(つまり、イ音便・ウ音便)は、モノによってかなり発生経緯・とり扱われ方が違うように思う。これを「接近音化する」と一口にまとめてしまっていいものかどうか。
- 「キ」清音イ音便、「ギ」濁音イ音便、「ク」清音ウ音便、「グ」濁音ウ音便
- 音便登場当時からの初期メンバー
- 地蔵十論経元慶七年点 (AD883): 「発サイテ(< さきて)」「呵サイナマレテ(< さきなまれて) 」「徐ヤウヤク(< やくやく)」「馥カウバシ(< かぐはし)」
- 大智度論天安二年点 (AD858): 「次第ツイテ(ついで < つぎて)」
- 宇多天皇宸翰周易抄 (circa AD897): 「深微 久は之宇須(くはしうす < くはしくす)」
- 「ヒ」清音ウ音便
- やや遅れて登場。
- 西大寺蔵大日経長保二年点 (AD1000) 「應カナウて (< かなひて)」
- 口語で清音ウ音便が使われるようになって後も、「ヒ」促音便は漢文書き下しなどの堅苦しい文語として使われることから、清音ウ音便登場前は「ヒ」は促音便だったと思われる。
- 西大寺蔵金光明最王経平安初期点「救スクテ (すくって < すくひて)」
- 京都・上方口語では促音便を駆逐してしまうが、関東では促音便と併用され、その後、促音便の巻き返しが入って、近世、関東では清音ウ音便を駆逐。
- 「シ」清音イ音便
- これもやや遅れて登場。
- 石山寺蔵法華義疏長保四年点 (AD1002) 「著シルイテ (< しるして)」
- 非音便形と併用されていたが、近世初期に多くの方言で消失。
- 「ビ」「ミ」濁音ウ音便
- さらに遅れて、中世に登場。撥音便と併用された。
- 覚一本平家物語 (14c) に現れるのは確実だが、初例がいつなのか確認できなかった。
- 推量ウ (< ム) はそれより早く、11世紀には現れている。
和泉式部続集 (AD11c) 「音せう (< せむ) といひたる人の音せねば」 - また、地蔵十論経元慶七年点 (AD883): 「頭かうへ (かうべ)」。「頭かうべ」が、「上辺かみへ」「髪辺かみへ」等に由来するとすれば、音便発生当時から現れていることになる。
- 完全に口語的で、文語・歌語・雅語を読みなす時に濁音ウ音便を使うことは決してなかった。
- ロドリゲス日本語小文典によれば、口語動詞活用において、ウ段語幹(「進んで」等)で撥音便を使う以外はウ音便を使うとしている。安土桃山期においては撥音便を圧倒していた。
- 近世になって、撥音便の巻き返しが入り、ほとんどの方言で消失。
上記を見ると、後発組の方が結局廃れており、老少不定・諸行無常という感じだが、要するに、キギクグのイウ音便と、ビミのウ音便を、まとめて「接近音化」とするのはちょっと説明を端折り過ぎな感じがするわけである。
よって、接近音系音便の興亡について、順を追って考えていくことにする。
音便第一世代
キギクグのイウ音便がもっとも早く登場することは説明が可能である。
背面調音脱落(子音本来の一次的調音と硬口蓋化/唇音化による二次的調音のうち、より前面にあるもののみを残し、後方にある調音が消失する)の機構において、軟口蓋音 [kʲ] [ŋgʲ] [kʷ] [ŋgʷ] は、一次的調音 (軟口蓋における破裂、すなわち、[k]) の方が消失し、硬口蓋/両唇における接近のみが残るわけだから、[ j ] [ j̃ ] [w] [w̃] になる。これが、キギクグのイウ音便なのだろう。
一方、キギクグ以外、すなわち、硬口蓋より前面に一次的調音があるものは、二次的調音 (硬口蓋化) の方が消失し、単に狭母音が、跡形も残さずきれいに消失した形になる。[tʲ] [ndʲ] [nʲ] [ɾʲ] [pʲ][mbʲ] [mʲ] > [t] [nd] [n] [ɾ] [p][mb] [m]
これが、促撥音便になる。
この時、日本語には、破裂音 (k/g, t/d/n, p/b/m)、破擦音 (tʃ/dʒ, ts/dz)、半母音 (j, w)、弾き音 (ɾ) があったと仮定するが、この時点で破擦音シジスズは音便化しなかったようなので、破裂音・弾き音が促撥音便になったことになる。弾き音を除けば、もとから破裂音だったわけで、「調音方法が破裂音に統一される」という話ではなかったということになる。
弾き音については、内破音として発音されることにより、弾かなくなるので、破裂音との区別を消失しただろう。
これが、音便化の第一フェーズということになる。
軟口蓋音子音狭母音音節キギクグが清音・濁音イウ音便化し、その他の破裂音・弾き音狭母音音節が促撥音便化する。
とは言っても、本当の意味で「音便」と呼べるのはキギクグのみで、その他はむしろ「狭母音脱落」と呼んだ方が適切だ。
後続子音との鼻音性同化は起っていたと考えるが、pt > tt, md > nd 等の調音位置同化はまだ起っていないと想定する。
[tite] [pite] [mbite] > *[tʲte] *[pʲte] *[mbʲte] > *[tte] *[pte] *[mbde]
音便第二世代
この後、「ヒ」の清音ウ音便化、「シ」の清音イ音便化が発生したと考えられる。
「ヒ」の清音ウ音便化は、ハ行転呼そのものだと考えられよう。
- [pte] > [ɸte] > [wte]
ハ行転呼は、[p] > (無声両唇破裂音の摩擦音化) [ɸ] > (語頭以外における無声両唇摩擦音の両唇接近音化) [w] と、子音が順次、弱化していく過程だと言える。
では「シ」はどうだろうか。
サ行音は、本来は破擦音 [ts] [tʃ] だったと考えれるが、中古に摩擦音化 [s] [ʃ] したようだ。
摩擦音化したものが、イ音便化する。
- シテ [tʃte] > [ʃte] > イテ [jte]。
これは、無声後部歯茎破擦音の後部歯茎摩擦音化、無声後部歯茎摩擦音の硬口蓋接近音化である。
これは、ハ行転呼と全く同じ変化ではないか。
調音位置 | 軟口蓋 | 硬口蓋 後部歯茎 | 歯茎 | 両唇 |
---|---|---|---|---|
破裂音 | k / ŋg | t / nd / n | p / mb / m | |
破擦音 | tʃ / ndʒ | ts / ndz | ↓ | |
摩擦音 | ↓ ʃ | ↓ s | ↓ ɸ | |
接近音 | (↓) j | ↓ w | ||
弾き音 | ɾ |
ハ行転呼は、清音ハ行で発生したが、濁音バ行では発生しない。
また、現代日本語の多くの方言(標準語・京都方言を含む)において、「ザ」「ジ」は、摩擦音 [za] [ʒi] ではなく、「ヅァ」「ヂ」と発音上の区別がなく破擦音 [dza] [dʒi] と発音される。つまり、清音サ行では摩擦音化が発生したが濁音ザ行では発生していない。
無声音は摩擦音化→語中では接近音化、有声音は破裂音・破擦音のまま残るという変化が、ハ行・サ行双方で起きていることになる。
ハ行の摩擦音化と、サ行の摩擦音化はパラレルな事象であって、「無声破裂音・破擦音の摩擦音化」ということが出来る。
また、語中ハ行のワ行転呼と、「ヒ」ウ音便化、「シ」イ音便化もパラレルな事象であり、「語中の無声摩擦音の接近音化」である。
一方、タ行・カ行では類似の事象は起きていない。タ行 [t] は、サ行 [ts] に阻害されたのだと思われるが、カ行が摩擦音化しないのはよくわからない。
なんとなく、母音が無声化するような弱い音節で、カ行が摩擦音化することがなくもない体感があるが。「起きて」 [oxʲi̥te], 「草」 [xu̥sa] みたいな。
にも関わらず、散発的に摩擦音化が発生していたかはともかく、組織的に文献や後世の日本語音韻組織に残るような形で発生はしなかったようである。
こういった弱化は、もともと弱く発音されていたようなところから始まっていくのだろうが、カ行の場合、そういった箇所はイウ音便化していたので、 摩擦音化の取っ掛かりがなかったのかも知れない。
摩擦音の接近音化は、ハ行 [ɸ] では、語頭を除き普遍的に発生した。
サ行 [s] では発生しなかった。日本語は歯茎接近音を持たないのでこれは当然。
シャ行 [ ʃ ] では音便化し狭母音脱落しているような弱い音節では発生することがあったし、発生しないこともあった。
[ ʃ ] > [ j ] の接近音化が [ɸ] のように普遍的に発生することがなかったのは、サ行 [s] が接近音化しないなか、それと大きく異なる音になることに抵抗があったのだと思われる。
音便形の場合は、「キ」「ギ」イ音便の前例があるために許容されたのだろう。
音便第三世代
もともと有声破裂音・破擦音は前鼻音を伴っていたために摩擦音化が阻害されていたが、鼻音を全く消失してただの有声音 ([mb] > [b]) になったか、または、鼻音性を直前の母音に転嫁した ([amb] > [ãb]) かで前鼻音を伴わなくなり、その結果、有声音でも摩擦音化が可能になったと思われる。
- なお、マ行は前鼻音を伴っていたわけではないので、摩擦音化・接近音化は起こり得たと思われる。[m] > [β̃] > [w̃]。推量ム > ウなどは、こうして生まれたと思われるが、マ行四段連用形のウ音便を起こすには至っていなかった。
これによって、ジズ [dʒi] [dzu] > [ʒi] [zu] のような摩擦音化を起こしたり、また、[bde] > [βde] > [wde] のように有声摩擦音を経てのウ音便化が可能となったのだと思われる。
- 解脱門義聴集記 (13c) 「力(ちから)オヨワヌ事ニテアル也」で、「及ばぬ」→「及わぬ」と、バ→ワになっている例があり、ウ音便以外の場所でも、[b] > [β] > [w] の変化が起きることがあったのがわかる。
おそらくこの有声音摩擦音化自体は不徹底に終わったのだと思われる。
が、九州等の一部地域においてこの時発生したジズの摩擦音化が定着し、その後、ヂヅが破擦化 [di] [du] > [dʒi] [dzu] しても両者が混同されることがなかった。これが四つ仮名方言。
バ行・マ行の濁音ウ音便も九州で勢力が強かったようであり、九州で有声音摩擦化されることが多かったとかいうことがあったのか。どうですかね。
それにしても、九州でも日本全体でも、バ行がヴァになったりはせず、この動きは終息してしまったと思われる。
が、バ・マ行の濁音ウ音便は広く使われることになる。
これは恐らく、促撥音便において後続子音との調音位置同化 mde > nde, mbde > mde > nde が起き、唇音性を失うことがしばしば起ったことが関係している。
これにより、非音便形との語形差が大きくなりすぎてしまい、唇音の撥音便が好まれなくなり始めていた。
そこへ、唇音性をもつウ音便 [wde] が登場し、人気を博することになったのだろう。
新世代音便の終焉
これに関しては本論に記載したとおり。
唇音性を取り戻すために流行したバ・マ行の濁音ウ音便だったが、開口合口の合一 (アウ、オウ > オー) により、今度は語幹を揺るがす不都合な音便形になってしまった。
結局、撥音便が巻き返すことになる。
京都・上方のヒ(ハ行連用形)のウ音便は既に促音便を駆逐してしまっていたため生き残ったが、関東ではウ音便と促音便が併用されていたため、促音便の勢力が拡大しウ音便を駆逐してしまう。
シも、ヒが硬口蓋摩擦音 [çi] になったことから、それとの区別を明瞭にする観点で、後部歯茎摩擦音 [ʃi] から歯茎硬口蓋摩擦音 [ɕi] に変じ、イ音便化しづらい状況になった。
もともと非音便形とイ音便形を併用している状態だったので、イ音便形が衰退し、非音便形を専用するようになる。
まとめ
以上、まとめるとこんな感じで変化していったということになる。
- 第一世代段階
- 狭母音脱落 Loss of High Vowel (LHV)
- 背面調音脱落 Loss of Posterior Articulation (LPA)
- 鼻音性同化 Assimilation of Consonant cluster Nasality (ACN)
- 第二世代段階
- 清音の摩擦音化 Lenition of Unvoiced stop/affricate to Fricative (LUF)
- 清音の接近音化 Lenition of Unvoiced fricative to Approximant (LUA)
- 第三世代段階
- 調音位置同化 Assimilation of Consonant cluster articulatory Position (ACP)
- 前鼻音脱落 Loss of Pre-Nasalization (LPN)
- 濁音の摩擦音化 Lenition of Voiced stop/affricate to Fricative (LVF)
- 濁音の接近音化 Lenition of Voiced fricative to Approximant (LVA)
- 近代語段階 (Mod.)
以下に音節ごとにどういう変化を辿っていったかを示す。
後続子音との鼻音性同化・調音位置同化がわかりやすいように、四段動詞連用形として現れる音節は、「テ」をつけた形で示す。
音節 | LHV | LPA | ACN | LUF | LUA | ACP | LPN | LVF | LVA | Mod. |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キテ kʲite | kʲte | jte | → | → | → | → | → | → | → | イテ ite |
ギテ ŋgʲite | ŋgʲte | j̃te | j̃de | → | → | → | jde | → | → | イデ ide |
シテ tʃite | tʃte | → | → | ʃte | ʃte jte | → | → | → | → | シテ ɕite × |
ジ ndʒi | ndʒ | → | → | → | → | → | dʒ | dʒ ʒ | dʒ j | ジ dʒi イ i |
チテ tʲite | tʲte | tte | → | → | → | → | → | → | → | ッテ tte |
ニテ nʲite | nʲte | nte | nde | → | → | → | → | → | → | ンデ nde |
ヒテ pʲite | pʲte | pte | → | pte ɸte | pte wte | tte → | → | → | → | ッテ tte ーテ Ute |
ビテ mbʲite | mbʲte | mbte | mbde | → | → | mbde nde | bde → | βde → | wde → | × ンデ nde |
ミテ mʲite | mʲte | mte | mde | → | → | mde nde | → | βde → | wde → | × ンデ nde |
リテ ɾʲite | ɾʲte | tte | → | → | → | → | → | → | → | ッテ tte |
ク kʷu ク ku | kʷ k | w → | → | → | → | → | → | → | → | ー U ク ku |
グ ŋgʷu グ ŋgu | ŋgʷ ŋg | w̃ → | → | → | → | → ŋg N | w g → | → | → | ー U グ gu ン N |
ム mu | m | → | → | m β̃ | → w̃ | m N → | → → w | → | → | ム mu ン N ー U |
(※)
- 「ー U」は、前節する母音によって「オー (aU, oU)」「ユー (iU)」「ウー (uU)」「ヨー (eU)」となる音
- 「N」は撥音を示す。
本論において、「音便子音は破裂音・接近音に統一」としていた。鳥瞰的には間違っていないが、経時的には以下の流れで統一されていったというのが、この補考の結論となる。
- 破裂音は促撥音便化する。弾き音は破裂音に統合され音便化する。
- 破擦音は音便化することがない。
- 軟口蓋音 キギクグは、背面調音脱落によって、軟口蓋破裂が消失し、硬口蓋・両唇における接近のみが残り、イウ音便化する。
- 破裂音・破擦音は、摩擦音化することによって接近音へのさらなる弱化が可能となり、イウ音便となることができる。(ハ行・サ行)
- 濁音の場合、前鼻音を伴っていたために摩擦音化・接近音化は遅れることとなり、かつ、不徹底に終わる。
(2017.6.26 追記)
阿部 (1979) は、ラテン語からアルバニア語への借用語において、/kt/ の子音クラスタが、/a/, /e/, /i/ の後ろでは [it] になり、それ以外の場合 [ft] になるという事象を紹介している。
- (Lat.) tractare > (Alb.) traitoj, directus > dreitë
- tructa > troftë, coxa > kofshë, koshë
ラテン語、アルバニア語に関する知識がまるでないので、軽々なことは言えないが、前舌母音の後での k の硬口蓋化、後舌母音の後での唇音化を仮定し、日本語のカ行イウ音便と同様の機構 (背面調音脱落: [kʲ] [kʷ] > [ j ], [w]) により生じたという可能性があることに留意しておきたい。
なお、ラテン語直系のロマンス諸語では状況が違うようだ。全部 pt (directu > drept, nocte > noapte) になるルーマニア語、全部 tt になるイタリア語 (dritto, notte)、全部 it になるフランス語 (droit, nuit) みたいな感じ。
スペイン語は、 derecho, noche で、フランス語みたいに it (*dereito, noite ?) だったのが、i が後ろの t を硬口蓋音化した後、自分自身は脱落している ([it] > [itʃ] > [tʃ]) といった変化を思わせる語形。……もう私の眼には琉球語のカ行音便にしか見えません。
いずれも、アルバニア語のように、前舌母音後か後舌母音後かで別れるということがない。
アルバニア語語形がある時期の俗ラテン語の姿を反映しているものだと仮定して、もともとアルバニア語風な感じだったのが、東ロマンス諸語では後舌母音パターンの pt に統一、西ロマンス諸語では前舌母音パターンの it に統一 ?
……いやいや、よく知りもしない言語のことについて、勝手な想像をするのはよくないですね。
[参考文献]
亀井 孝 (編); 大藤 時彦 (編); 山田俊雄 (編) (1963-1966) 「第一章 古代語の残照 二 音便の発生」 in 『平凡社ライブラリー 日本語の歴史 4 移りゆく古代語』, 平凡社, 2007-05-10, ISBN978-4582766127
柳田 征司 (2010) 「日本語の歴史 1 方言の東西対立」, 武蔵野書院, 2010-04-15 ISBN978-4838604227
Joam Rodriguez; 池上 岑夫(訳) 「岩波文庫 日本語小文典 (上)(下)」, 岩波書店, 1993-08-18, ISBN978-4003368114, ISBN978-4003368121
遠藤 邦基 (1997) 「音便の読癖 ―表記を改変せずに読み方を変えること」, 國文學 (75), pp.153-166 http://hdl.handle.net/10112/2464
奥村和子 (2005) 「平家物語におけるバ行マ行四段動詞の音便について」, 女子大文学 國文篇: 大阪女子大學紀要 (56), pp. A1-A11 http://hdl.handle.net/10466/2583
奥村和子 (2003) 「『覚一本平家物語』における動詞音便形について」, 女子大文学國文篇:大阪女子大學紀要 (54), pp.1-10 http://hdl.handle.net/10466/2685
(2017.6.26 追記)
阿部 三男 (1979) 「ルーマニヤ語における音韻変化 Lat./KT/> Rm./pt/とその要因について」, 東海大学紀要 教養学部 (10), pp.85-95 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000193335
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